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2010年03月21日 ()
三鷹以西、中央線快速の停車駅は次のように並んでいる。
三鷹→武蔵境→東小金井→武蔵小金井→国分寺→西国分寺→国立→立川。


9時21分、池田から返信。
「電車きちゃった。追い抜かれたらゴメンあきらめてくれ」


それに対する返信。9時22分。
「わがっだあ。あの駅員、呪う。」


もしこのまま行けなかった場合、いや、そんなことは考えたくもないのだが、
前もって購入した電車の切符代の請求を池田が言い出し辛くなるかもなあ
と思ったついでに、現在地を伝える送信メール。
「あ、チケット代は払うからね。むさしこなう。きびちい。」
(「むさしこ」とは武蔵小金井の意。)


国分寺駅到着を前にして車内アナウンス。
「次の国分寺駅におきまして、特急電車の通過待ちのため・・」
自分が置かれた状況を悟る。
非行を承知で車中から池田に報告の電話。9時26分。


下車後、しばらくして特急電車も国分寺駅に到着。
ホームから目を凝らしてみていたが、みんなの姿は確認できず。


全てを諦める。
帰宅の途に着くため、上りホームへ移動。
もうお気付きの方もいると思うが、上り電車は強風のためダイヤが乱れ、
電車遅れまして大変申し訳ない状態が続いているのである。
国分寺駅にて、上り電車を待つこと20分。


到着した電車は更に、車内込み合いまして真に申し訳ない状態である。
通勤ラッシュのような電車に揺られ、やっとのことで武蔵境へ帰還。
このときの虚無感、虚脱感、プライスレス。


130円の切符を払い戻す。10時丁度。
1時間掛けて武蔵境→国分寺間を往復したのであった。
駅員小林がまだおる。


もちろん、全てが駅員小林のせいではない。
強風、ダイヤの乱れ、自分の判断ミス、もしくはその遅れ。
そうは思いつつも、あの時のあの答え、
「大丈夫です、走ってます。」の真意を問いただす。


駅員小林が非を認め謝ったところで、半泣きになったところで、
数日来楽しみにしておったみんなでの温泉にはもう行けない。


空が明るい。
哀しい時にも生きていれば腹は減る。スタバへ入店。
読みかけのアルベール・カミュ『シーシュポスの神話』を開くと
そこにはこう綴られていた。


「不条理は人間と世界と、この両者から発するものなのだ。
 いまのところ、この両者を結ぶ唯一の絆、不条理とはそれである。」


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[2010.03.21(Sun) 14:41] くらしTrackback(0) | Comments(0)
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